コンサル的雑学〜vol.2「経済動向」
経済動向というのは非常に読みにくいものですが、
経済学のプロはじめ、論じる人はたくさんいます。
ゴルゴコンサルティングでも大いに参考にしますが、
それありき、という「大前提」では考えません。
コロナ第1波か第2波の頃、飲食はチェーンしか生き残れない、
そんな話をする人が多かったと思いますが、
現状ではどうでしょう。
チェーン店は多くの店を閉めざるを得なくなり、
逆に、小規模な個人店は持ち堪えている所が多いですね。
協力金に問題がありました。
個人店には持続できるエネルギーになっても、
ハコが大きくコストのかかるチェーン店には焼け石に水、
ハコが大きくコストのかかるチェーン店には焼け石に水、
ここまで予測は難しかったでしょう。
さらに、焼肉業態が好調だったことから、
これからは焼肉屋だ!という話もたくさん聞きますが、
これも今後どうなるか分かりません。
焼肉屋さんがたくさんできたとして、
コロナ「禍」の需要がコロナ「後」の需要と、
どこまでイコールなのか…難しい予測ですよね。
しかも出店が飽和すれば過当競争を生み、
老舗や資本力のある新規参入は強いとしても、
早期に淘汰される時期が来る気もします。
大切なのは、世の中がどうなる、だからどうするではなく、
お店としてどんな意義を持って飲食ビジネスをやるのか。
マーケティングも経済動向を読むひとつの手法で、
このノウハウなしには経営を考えることはできませんが、
意義が見えないビジネスには、屁の突っ張りにもなりません。
お店の意義を明確に共有できてこそ、
飲食コンサルの存在意義もある、そう言えると思います。